| 2013年12月30日 |
海外と技術進歩から隔離されたコンクリート業界
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１年経つと殆どの製造物は旧態化し、陳腐化する。先端技術の進歩は１日を争っている中、一方でコンクリート全般を考察すると１０年どころか３０年経っても殆ど進歩がない現実に驚かされます。生コンクリート業界に至ってはセメント+砂+砂利+水+混和剤の配合を繰り返し繰り返し何の進歩もなく４０年位は続けています。せいぜい進歩と言えば混ぜるミキサーがスミス式（傾動型）→パン型（強制型）→強制ニ軸型と、混和剤の多少の進歩があるのみで生コンクリート自体は経過時間による進歩と評価するには寂しい業種です。これまで画期的な生コンクリートへ変貌しようと流動化を含め多種の研究がなされてきましたが現在一般的に採用されているコンクリートは相変わらず４０年前と原則変わっておりません。これ程極端に変化のないマイナスの根源はJIS制度にあると判断します。新しい取組みを完全拒絶し今までの規定を頑なに固守する制度から新規なものがでる訳がありません。それでも全国数千社の生コン工場が成立している現実は携わる関係者にとって稀に見る恵まれた幸せな業種だと感謝するべきです。①海外から輸入されない②原材料は１００％国産の恩恵の中、今後とも新しい取組みをしないで同じ製造方法でも当分存立は安泰です。
一方コンクリート二次製品業界も何十年前からの製品と同じ製品がそのまま流通して同じ型枠が使われている一方「土木現場へ生コンを持って来なくてもよい製品が出来ないか」の開発原則で新規製品開発をなされてきました。今では土木分野では殆ど二次製品化がなされ、新規需要のための商品の見込みは無くなっております。コンクリート二次製品工場も全国に数千工場が配置されておりますが殆ど土木製品（公共事業向けの製品）を製造し、同業者も同じ製品を製造し、営業では同業者間で見積競争に明け暮れているのが現実です。コンクリート二次製品会社の今後の新規需要のバロメータは土木→建築、公共→民需この方向性は間違いありません。
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| 2013年12月24日 |
九州でも製造開始 ①
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九州では大分県の(株)池永セメント工業所と長崎県の有徳コンクリート(株)が製造工場として契約済です。九州は全般に住宅基礎にかける現場打ち基礎は想像以上に低額でなされており、７人の大学教授からアンカーボルト１本からすべて審査されたクイックベースがコストだけで唯一のライバルである現場打ち在来基礎にコスト対抗できるはずはなく、これを打破できるのはクイックベースゆえの魅力を営業で納得し受け入れてもらえるかにかかっています。九州は相当前から基礎はベタ基礎が定着しておりますが各地で現状視察をしましたが正直言ってベタ基礎と言うより布基礎の間にメッシュ筋を配し、コンクリートを流しただけの土間べたがよく目に付きました。これまで何社ものコンクリート会社が工業化基礎を製造するための事前リサーチを試みましたがいづれもコストの壁が余りにも有り、自信がないということで断念されてきました。それでも意を決してチャレンジされた２社には感謝し、応援は惜しみません。
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| 2013年12月24日 |
九州でも製造開始 ②
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大分県の池永セメント社は型枠を揃え若社長様をはじめ全社一丸となり九州の突破口としての役割を果たしていただく素養が十分です。工場内には写真のごとく実物の完成モデルを常設し見込み客や仲間のコンクリート会社を多数招待し工業化基礎の発表会を開催するなど準備万端です。大量の受注が出ても受け入れやるき大丈夫と太鼓判を押せる社の出現です。
長崎の有徳コンクリート社はで新製品にかけるこちらも若社長の弁は「重要さえあれば場所問わず社運をかける」とはなんと頼もしき言葉。近いうちに製造着手の予感がします。
先ず九州の城とも言える２拠点が九州の戦略基地となりこれからは向かう基礎屋さん不足と、４号特例廃止後をにらんだ対策の決定打ともいうべき工業化基礎(PCベタ基礎)｢クイックベース｣ は九州で真価を発揮すること間違いは有りません。２社の有難い同士と参入希望の数社の見込み社の今後に期待したい。
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